【お絵描きミニマリストの旅行準備】iPhoneでどこまでクリエイティブになれる?

【お絵描きミニマリストの旅行準備】iPhoneでどこまでクリエイティブになれる?

10月に台湾へ行きます。
北欧&ロシア&東欧専で有名(*)な私が初アジアです。どきどき。

*ロシアンアイドルな方々(大勢)のライブ目的で単身ラトビアへ飛び、アーティストご本人に直接インタビューしたのは記憶に新しく…ないか。もう5年も前ですね。

今回のお目当てはART TAIPEIですが、アートフェア3日間に対して旅程は5日間!
アートフェアには多分1日しか行かないし、終盤きっと創作意欲旺盛な暇人になってコワーキングスペースでノマドするんだろうと思いつつも
お仕事が立て込まなければ、Macは持って行かずiPhoneで「創る」を賄おうと思います。

だってMacBook Pro 15インチ、一日中背負って歩き回るには重いんですもん。

充電器とペンタブも合わせると3kgを超えるし。
それにその昔、ホテルの部屋に置きっ放しにしていたポータブルCDプレイヤーを中身ごと盗まれた(?)経験もあって、高価な品を置いての外出は気が気でないのです。

その点iPhoneなら軽くてコンパクト。肩凝りの心配もなし。
だけど役不足でイライラでは困るので、事前に色々と試してみました。

お絵描き

2Dイラストを描こう!

iPhoneでの絵の描き方や、詳しい道具紹介は前回までにご紹介した通り。
アプリはProcrate Pocketを使っています。
MacでPhotoshopを使っているので、レイヤー周りの親和性が決め手でした。

(※2019年10月追記)
アプリとスタイラスペンの相性がイマイチなので、最近はアイビスペイントをメインに使っています。←アプリの不具合だったようです。アップデートで直りました。
ペンタブには及びませんが、割とサラサラ描けます。
こちらのレビューも近日まとめますね。

実はiPhoneで3DCGも作れる!

で、今回ご紹介するのは3DCG作成について。
実はiPhone、2Dイラストだけでなく、3Dスカルプト(彫刻)もできてしまうのです。

スカルプトは、昨今の3DCGキャラクターモデリングや、3Dプリントの原型作りなどに使われる手法。
粘土をこねるようにモデリングができて、直感的に有機物を作ることができます。
無料で使えるBlenderなどにも搭載されていますが、中でもこの機能に特化した業界標準のソフトがZbrushです。

とはいえZbrushはパソコン専用。
iPhoneをはじめとしたモバイルデバイスには対応していません。

3Dスカルプト(彫刻)ができる『Forger』

代わりに私が使っているForgerは、操作感がZbrushによく似ていると言われています。
大量のポリゴンは扱えないとはいえ、Zremesher的な機能(ポリゴンの形を整える)も備えています。

iPhoneで3DCGを作るアプリForgerでスカルプト:キャラ

スカルプト→保存→remesh→スカルプト…を繰り返せば、ちょっとした物ならiPhoneでも作れてしまうんだからすごい。

iPhoneで使うならバックグラウンドアプリに注意

2Dのお絵かきアプリと同じく、実はiPhone版よりもiPad版が広く使われているForger。

2Dイラストのピクセル数と同じように、扱えるポリゴン数は端末の性能によります。
特にメモリは重要で、他のアプリをバックグラウンドで立ち上げていると、すぐに警告が出てしまいます。
iPhoneはすぐメモリ不足を起こして便利機能が使えなくなってしまうので、不要なアプリは終了しての使用をおすすめします。

iPhoneで3DCGを作るアプリForgerでスカルプト:メモリ不足
アプリ41個も立ち上げてればそりゃあそうなる
iPhoneで3DCGを作るアプリForgerでスカルプト:メモリ解放
他のアプリを全部終了してスッキリ。

ただあまりポリゴンが増えすぎるとremeshやsymmetrizeできなくなるので注意ですね。
(それぞれ「ポリゴンを再構成して整える」「モデルを左右対称に整える」機能)
ある程度できたらobj形式で書き出して、ZbrushなりBlenderなりで続きを作るのが王道でしょうか。

形を作るだけじゃない!色も塗れちゃいます

有料アドオンを追加すれば、モデルに色も塗れてしまいます。

iPhoneで3DCGを作るアプリForgerでスカルプト:ヘケQ(世界のムラマスカツユキさん)
ヘケQ
©️ムラマスカツユキさん との合作。

このようにターンテーブルを書き出せるのも地味な魅力。

パシャラペインテに出展したSplash!!
実は途中までiPhoneで作っていたのでした。

ブログを書く

iPhoneからWordPress管理画面にログイン

このサイトはWordPressを利用しています。
なので管理画面、特に記事作成画面の使いやすさがキモになってきます。

iPhoneでWordPressの記事作成:スマホ管理画面:編集画面:記事作成画面

うん。まずまず。
昔はスマホでもPC表示だったので、ピンチしなくてはとても使えませんでした。
今は普通に使えますね。安心。

写真の補正はAdobe Lightroom

今まで色々なアプリを使ってきましたが、Lightroomは便利だなぁと思います。
iOS12・13の標準機能みたく玄人向けな雰囲気はありますが、その分痒いところに手が届きます。

iPhoneでWordPressの記事作成:Adobe Lightroomで画像編集

パラメーターの使い方を覚えてしまえば、白飛び補正から深みのある色合いまで自由自在。
Adobe Creative Cloudを利用している方なら、PC・Mac版のLightroomと連携もできてとても便利です。

画像リサイズアプリはImage Size

画像はImage Sizeでリサイズします。

iPhoneでWordPressの記事作成:iPhone 画像リサイズアプリ Image Resize:画像サイズ

基本的には、ひたすら文を書いては画像を配置し・・・の繰り返しです。
気になることといえば、Bluetoothキーボードでないと「Shift+Enter」の改行(段落が変わらない)が使えないくらいことと、下書きの保存ボタンが横画面だと出ないことくらいですかね。
(※ひとつだけできなくて困ったことがありました。まとめに書いています)
SEOオプションもきちんと表示されます。

が。

地図の埋め込みは至難の業

地図の埋め込みだけはちょっとハマりました。
まずGoogle Mapsをブラウザで開いてPC表示にしないと埋め込みコードが出ない。
コピーしようにも全選択が至難の業。

iPhoneでWordPressの記事作成:Google Mapsで地図を埋め込むのは大変
自動でコピーできないようで・・・。
iPhoneでWordPressの記事作成:Google Mapsで地図を埋め込むのは大変
ようやくペーストできました。

旅行先でリアルタイムに記事を書くかはともかく、今すぐ!このお店を!紹介したいの!という時に若干モタモタしそうな予感がしました。
それ以外はいい感じです。

動画編集

切り貼りするならAdobe Premiere Rush

Adobe Premiere Rushを使っています。
先ほどのLightroomもですが、デザイナー御用達、Creative Cloudユーザーなので。

このアプリ、

  • 撮った動画を出先でサクサク切り貼りできて
  • フェードイン・アウトもできるし
  • タイトルのテンプレートも多くて

良いです。

そもそものPremiereだから凝ったエフェクトとかアニメーションはできないにしても、なかなか好き。
他の無料アプリでも同様のことができるみたいですが、一挙動ごとに広告を挟むのが好きじゃない。

iPhoneで動画編集:Adobe Premiere Rush iPhoneの編集画面:クロスオーバー
映像同士をクロスオーバーで繋げます

実際にPremiere Rushだけで編集してみました

このツイートの動画はPremiere Rushで編集しました。

レンダリング時間の長さが痛い

そんな素敵アプリPremiere Rushですが、レンダリングが長い。

シンプルな動画なら10分ぶんをレンダリングするのに6分ほどですが、複雑な物になると、8分を処理するのに20分掛かったりも。

ファイルサイズの予想がアテにならない

画質も高画質の一択なのでしょうか。
10分のシンプルな動画で397MBはえぐい。

iPhoneで動画編集:Adobe Premiere Rush iPhoneの編集画面:レンダリング:書き出し:ファイルサイズ

しかも実際に書き出されたファイルは14.8MBなんだからあまのじゃく。
本体もすぐ熱くなります。まあ動画なんて重いデータを処理しているんだから仕方ない。

とはいえ固定回線アリなら同期が便利

更にこのアプリはクラウドを介してPC・Mac版とデータを同期できるのがウリでもありますが、当然使い心地は自宅のWi-fi環境に左右されます。
常時同期なので、自宅回線がWiMAXだと遅いわ通信量食うわでエラいことに…。
そんな事情で私はこの機能をうまく活かせていません。
逆に、安定した通信環境下であればこの上なく便利なはずです。
PC・Macならレンダリングも速いでしょうし。

※同期はプロジェクトごとに同期OFFにもできます。

まとめ

総じていうと、
「複雑なことは時間がかかるけど、ほとんどのことは不可能ではない」
「すべては荷物の重さとのトレードオフ」

といったところでしょうか。

この記事もiPhoneだけで書いてほぼiPhoneだけで画像編集していますが(キャプションがズレないようにWPの編集画面から画像サイズ指定するのだけ、Macでないとできなかった…)、もたつくのは私がマルチタスクなしの編集に慣れていないからかもしれません。

iPadやPC・Macがマルチタスクに優れている点を加味しても、出先で、小さなスペースで、スキマ時間にコツコツとコンテンツが作れる。
身軽に旅をしたい人だけでなく勤め人にとっても、そのアドバンテージは無視できないレベルなのではないでしょうか。

そんなわけで、私もiPhoneとスタイラスペンとBluetoothキーボードを両手に(片手は無理…)、身軽に旅に出ようとおもいます!
海外に持ち込むほどお仕事が忙しくなければ!
3Dモデリング中毒になっていなければ!