【台湾最大のアートフェア】ART TAIPEI。カワイイは世界を救う!?

【台湾最大のアートフェア】ART TAIPEI。カワイイは世界を救う!?
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:落書き・らくがき・お絵描きできる巨大な像。
お絵描き&落書きできる巨大な像。
中には「加油香港!(頑張れ香港!)」というメッセージも。

以前『ART FAIR ASIA FUKUOKA(アートフェアアジア福岡)』主催、GALLERY MORYTAの森田さんから

「日本のアート市場は世界から取り残されている。海外の盛り上がりは比較にならないほど凄い!」

と聞いて気になっていた、世界のアート事情。
それを台湾最大のアートフェア『ART TAIPEI 2019(アート台北)』で覗き見してきたよ!というお話です。

感想をざっくりお料理に例えると
「世界各地のトレンド全部盛りアジア風味味噌醤油微量」
アジアを中心に、世界各国のアートに触れられてお腹いっぱいでした。

チケットを買って入場。大きな荷物は預けよう

ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:入場券。チケットは再入場可。
ART TAIPEI 入場チケット。

建物に入る前に、外でチケットを買います。
お値段はNT$350(約1,240円)。

ゲートで手の甲にスタンプを押してもらって入ります。
スタンプは紫外線に反応するもので、当日再入場可です。
お手洗いは会場内にあるのでご心配なく。

また、大きなリュックは入場ゲート近くのクロークに預けるよう言われます。
ハンドバッグ程度なら持ち込みOKでした。

ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:入り口の様子はこんな感じ。
入り口はこんな感じ。

ジャンルを超えてあらゆるアートが集う

平面、立体、インタラクティブ、映像、具象、抽象、
コンセプトも日常から風刺まで様々な作品が集まっていました。
(と紹介したかったのに具象ばかり撮っていました…)

ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:Uong Ming Jer(翁明哲)さん(中国)の作品。
Uong Ming Jer(翁明哲)さん(中国)の作品。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:Zorikto Dorzhievさん(ロシア)の作品。
Zorikto Dorzhievさん(ロシア)の作品。
作家の出身は昔モンゴル(元)だった地域。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:Nyoman Nuartaさん(インドネシア)の立体作品。巨大。
Nyoman Nuartaさん(インドネシア)の作品。
とにかくでかい。しかも細かい。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:いのししの立体作品。オブジェ。(作者名失念しました…)
いのしし。(作者名失念しました…)
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:深井隆さん(日本)の作品。羽の生えた椅子。
深井隆さん(日本)の作品。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:Shen Shao Min(沈少民)さん(中国)の作品。魚を使った風刺作品。
Shen Shao Min(沈少民)さん(中国)の作品。
魚は跳ねます。
ギャラリストさんが「たったの◯◯元!安いよ〜!」と呼び込みしていました(笑)

メディアアートがあるのが嬉しい

大学でメディアアートを学び、短期間ながらデジタルサイネージ制作会社で働いていた私。
今後はデジタルをメインに活動したいと思っているので、この手の作品がいくつも展示されている様子にトキメキ(笑)が止まりませんでした。

この作品を制作したのは中国・深圳のテクノロジーアート制作会社『Motse 墨子』。
インスタレーションだけでなく、テレビやゲームの制作もしているそうです。

おばまえりか「UIデザイン、映像、プログラムなどが絡まり合うデジタルアートの現場は、かなりテクニカルで分業も多いのでは?
だからジェネラリストやオールラウンダーよりも、スペシャリストが求められるのでは?」

と思ったのですが、スタッフの方からは

「この仕事に就くには、今どれだけツールを使いこなせるかより、アイデアを生み出す力の方がずっと大事」アート台北に出展していた中国のデジタルアート制作会社のスタッフさん

と力説されました。
ソフトを使いこなすスキルは中に入ってつければ良い、と。

世の中の流れが早いこの時代。
アイデアを生み出す力はどんな時代でも強いですし、柔軟な人は技術も伸びますよね。実際。

他にも遊べるアートがありました。

ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:作品の前で写真が撮れるメディアアート・テクノロジーアート。
作品の前で写真が撮れます。特別な何かっぽかったけれど詳細は未確認。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:どこから見ても自分の姿が映らない、不思議なメディアアート・デジタルアート。
鏡に自分の姿が映りそうに見えて、どこから見ても映らないのです。不思議。

それにしても日本人アーティスト多くない?

ふら〜っと見て回りながら、日本の作家と出展ギャラリーの多さに吃驚。
いいなと思ったら東京のギャラリー → 今度行く時のために場所をメモ
の流れを繰り返していました(笑)

これはそれだけ日本の作品が受け入れられているということなのでしょうか。
はたまた私の趣味がそのように感じさせるのでしょうか。
まさか冒頭で書いたように、取り残された国内にぜつb……

ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:日本人アーティストの有名どころ、奈良美智さんの作品が展示されていました。
有名どころだと奈良美智さんとか。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:日本人アーティストの有名どころ、草間彌生さんの作品が展示されていました。
現代アートのレジェンド、草間彌生さんの作品も。

ちなみに、日本でも活躍する台湾のアーティスト不味を芭蕉ちゃん
「日本人の作品はすぐ分かる」
のだそうです。
その上街を歩く日本人旅行客も、ファッションコーデをヒントに秒で識別。
なんという目利き。

台湾を「カワイイ」が席巻している

私の好きなイラストをはじめ、ジャンルを問わず具象系の作品を扱っていた日本のギャラリストさんに質問してみました。

おばまえりか「普段もこういった作品を扱われているんですか?」

「普段は抽象画が中心ですね。
アートフェアは作品を売買するビジネスの場なので、台湾受けする作品を選んでいます。」
アート台北に出展していた日本のギャラリーのオーナーさん

おばまえりか「そうなんですね。
台湾ではどういった作品が人気なんですか?」

「圧倒的に『可愛い』ですね。とにかく『カワイイ』」アート台北に出展していた日本のギャラリーのオーナーさん

お、おう。
それだけ人気なのですね。カワイイ系。
確かに、台北地下街をはじめ、街中でイラストといえば『カワイイ』な傾向があったような気がします。

それにこの通り、『カワイイ』を生み出すのも日本人アーティストに限った話ではありませんし。

ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:高木美希さんのイラストは、まさに可愛い・カワイイ・kawaii。
高木美希さんの作品。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:Eval Malinjinnan(依法兒)さんの作品。民族衣装と現代風の女性の絵が可愛い・カワイイ・kawaii。
Eval Malinjinnan(依法兒)さんの作品。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:Jae Yong Kimさんの作品。キラキラにデコレーションしたドーナッツが可愛い・カワイイ・kawaii。
Jae Yong Kimさんの作品。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:中原ちひろさんの作品。可愛い・カワイイ・kawaii絵と立体。円形台座の立体作品は回ります。
中原ちひろさんの作品。
円形台座の立体作品は回ります。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:Zorikto Dorzhievさんの可愛い・カワイイ・kawaii立体作品。
Zorikto Dorzhievさんの作品。
絵とは違ったテイスト。
ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:可愛い・カワイイ・kawaiiを体現するアートトイたち。
アートトイもあります。

他にも台湾で見つけたカワイイものやサブカルはたくさん。
後日別記事にまとめますね。乞うご期待。

まとめ:現地ではかなり浸透しているっぽい

台湾に行く前に立ち寄った屋台で出会った台湾の女性。

おばまえりか「今度台湾へアートフェア見に行くんです」

と言うと

「どのアートフェア?◯◯?××?」屋台で出会った台湾の女性

と尋ねられました。

これが日本人だと
「あーと・・・ふぇあ?」
ってなりますよね、大方。

桃園空港に着いた時も、ゲートを出て真っ先に迎えてくれたのがこの広告でした。
もうね、お姉さん感動しましたよ。

ART TAIPEI 2019(アート台北2019)に行ってきた:台湾桃園国際空港の広告。
空港の到着ロビーで真っ先に出迎えてくれるアート台北の広告。それも2面。

台湾にはこの他にも「Taipei Dangdai (台北當代)」などのアートフェアがあるようです。
特に福岡からは「近くて安くて治安も良い(ゴハンも美味しい)」の三拍子ですし、また時期を見て行ってみようかなぁと思います。